【名盤紹介】『The Dark Side Of The Moon(狂気)』 / Pink Floyd
The Dark Side Of The Moon
邦題:狂気
アーティスト:Pink Floyd
ジャンル:プログレッシブ・ロック
サイケデリック・ロック
1973年
【収録曲】
- Speak To Me
- Breathe
- On The Run
- Time
- The Great Gig In The Sky
- Money
- Us And Them
- Any Colour You Like
- Brain Damage
- Eclipse
イングランド出身のロックバンド、ピンク・フロイドの8thアルバム。売り上げ5000万枚以上を記録し、世界で最も売れたアルバムの一つとなりました。
ピンク・フロイドはプログレッシブ・ロックの先駆者としても知られ、同ジャンルにおける五大バンド(キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、イエス、ジェネシス、EL&P)の一つとされています。そんな彼らの代表作である本作「狂気」ですが、コンセプトアルバムの代表作としても名高く、人間の内面に潜む「狂気」を描き出すというコンセプトのもと作られています。
最初から最後まですべての曲が繋がっており、アルバム全体を通して一つの作品として完成されている本作。アルバム内すべての曲の作詞を担当したロジャー・ウォーターズのよる非常に哲学的な歌詞や、サンプラーもなかった当時、あらゆる効果音をひとつひとつテープに貼り付けるという原始的な手法で組み立てられ作られた立体的な音作りなど、革新的かつ非常に完成度の高いアルバムです。
”非常に難解なもの”と思われがちなプログレッシブ・ロックですが、非常に知的ながら効果的に作られた効果音により感覚的に腑に落ち、キャッチーさも併せ持つ本作は、プログレッシブ・ロックの入門としてもお勧めできる名盤でしょう。
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