【名盤紹介】『In The Court Of The Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)』 / King Crimson
In The Court Of The Crimson King
邦題:クリムゾン・キングの宮殿
アーティスト:King Crimson
ジャンル:プログレッシブ・ロック
ジャズ・フュージョン
1969年
【収録曲】
- 21st Century Schizoid Man (Including Mirrors)
- I Talk To The Wind
- Epitaph (Including March For No Reason And Tomorrow And Tomorrow
- Moonchild Including (The Dream And The Illusion)
- The Court Of The Crimson King (Including The Return Of The Fire Witch And The Dance Of The Puppets
イングランド出身のプログレッシブロック・バンド、キング・クリムゾンのデビューアルバム。プログレッシブ・ロックというジャンルを確立し、その後のロック史に多大な影響を与えたとされる作品です。
クラシックやジャズの要素を巧みに取り入れ、それまでにはなかった新たなロックの世界を生み出しました。本作リリース後脱退してしまいましたが、当時作曲面で中心的人物であったイアン・マクドナルドの功績は大きく、キーボード、サックス、フルートを導入し、新たなロック、新たな音楽の可能性を押し広げました。
また、作詞専門のメンバーであるピート・シンフィールドが紡ぐ歌詞は、抽象的かつ神秘的な世界観を見せつけました。特に(3)「エピタフ」での、「“混乱”こそ我が墓碑銘 (Confusion will be my epitaph)」というフレーズはロック史に残るものです。
プログレッシブ・ロックというジャンルの性質上、どうしても難解で一聴しただけではなかなか受け入れられないかもしれませんが、ジャンルを確立し、世界中のロックバンドに多大な影響を与えた大名盤であることは疑う余地のない事実。ジャケットアート同様インパクトは抜群なので、怖いもの見たさでも是非とも一度足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
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