【名盤紹介】『The Velvet Underground & Nico』 / The Velvet Underground
The Velvet Underground & Nico
アーティスト:The Velvet Underground
ジャンル:ロック
アート・ロック
1967年
【収録曲】
- Sunday Morning
- I’m Waiting For The Man
- Femme Fatale
- Venus In Furs
- Run Run Run
- All Tomorrow’s Parties
- Heroin
- There She Goes Again
- I’ll Be Your Mirror
- The Black Angel’s Death Song
- European Son
アメリカのロックバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのデビューアルバム。発売当時はヒットしませんでしたが、後世への影響力が強いアルバムで、『ローリング・ストーン』誌の「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」(2020年版)と「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」に於いて、それぞれ23位と5位にランクインするなど現在では非常に大きな評価を得ています。
ルー・リードのポップセンスから生まれる美しいメロディライン、文学的素養から生まれた歌詞、ジョン・ケイルによる前衛的かつ実験的なサウンドを特徴とし、多くのアーティストに影響を与え、ロックの芸術性の向上に大きく貢献しました。
性やドラッグなどについての歌詞をダウナー的表現とリアルなストーリーで展開し、気怠い声で歌い上げる。すぐには世間に受け入れられずとも、そこに潜むパンク的精神は徐々に若者の心に突き刺さることとなり、前衛的なサウンドとともに後のロックの在り方やその可能性の広がりを示す。彼らに影響を受けたアーティストは数知れず、ロックの歴史を語るうえで避けては通れない名盤でしょう。
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